オーストラリア移住を、他の国々とも比較して、メリット&デメリットを検証。

24年連続で経済成長

オーストラリアのGDPは、1992年から連続してプラス成長を記録しています。
2009年のリーマンショックで多くの先進国がマイナスとなった中でも、
唯一プラス成長を達成した国です。

 

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2017年以降も、成長を続けると予想されています。

 

オーストラリアと言えば、埋蔵量世界一位の鉄鉱石の輸出等で資源大国としての
イメージが強いのですが、

 

シドニーやメルボルンやブリスベーン等の都市部の発展により内需も拡大し、
サービス業等も発展しています。

 

オーストラリア経済は、底堅い個人消費と輸出の持ち直しなどを受けて
緩やかなペースでの成長が続いています。

 

資源価格上昇による輸出拡大を受けて2016年11月の貿易収支は約3年ぶりの黒字に転じ、
続く12月分では過去最大の黒字幅に達しました。

 

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安定した経済成長の理由

移民受け入れによる人口増加

オーストラリアの好調な経済を支える内需の拡大は、その移民政策も
大きな要因と言えます。

 

毎年20万人の移民を受け入れており、
2015年から先の50年間で人口が40%増加すると予想されています。

 

移民の受け入れはポイント制の採用によって、一般的に年齢が若い程評価が高く、
高学歴者や熟練技術者や資産家等の受け入れにより、単純な労働者よりも
知的生産者やオーストラリアに投資をもたらす人々を優先して
受け入れる傾向があります。

 

この移民政策は、働き手の増加だけでなく消費者の増加という側面もあり
オーストラリアの内需を押し上げる原動力にもなっています。

 

又、人口の増加による小売りの売上高の増加や道路やダムといったインフラ整備の
需要も増加しており、経済成長の後押し効果を生んでいます。

 

国家財政の健全性

国債格付けは最高のAaaで、これはドイツやシンガポールと並ぶ世界トップ水準であり、
英国やフランスよりも高いレベルなのです。(日本はA1で世界14位)

 

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債務残高がGDP比で42%(2016年)と比較的低い水準にあり、
2020年には財政は黒字化されると予想されています。

 

変わりつつある資源産業の実情

オーストラリアと言えば、鉱石の輸出のイメージが強いのですが、2015年のデータでは
GDPに占める割合は9%であり、建設や製造業なども合わせた二次産業の割合は
全体の4分の一以下であり、全体の4分の三は、小売りや金融等のサービス業なのです。

 

人口の増加に伴う内需拡大により、第三次産業も継続的に拡大しています。

 

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日本との貿易

日豪二国間貿易(2016年 出典:財務省統計)

 

(ア)貿易額(輸出入合計: 約5兆7,716億円)
輸出(日本→豪州) 約1兆5,532億円
輸入(豪州→日本) 約3兆3,078億円

 

(イ)主要品目
輸出(日本→豪州) 
自動車(44%)、鉱物性燃料(13%)、雑製品(衣類,家具等)(10%)、
一般機械(10%)、特殊取扱品(5%)

 

輸入(豪州→日本) 
石油・コークス及びれん炭(32%)、天然ガス及び製造ガス(29%)、
金属鉱及びくず(18%)、牛肉(生鮮・冷凍)(5%)、非鉄金属(アルミニウム等)(2%)


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