オーストラリア移住を、他の国々とも比較して、メリット&デメリットを検証。

永住ビザの概要について

Phouse

 

オーストラリアへの移民条件は年々難しくなっていますので、
移住するには、綿密なプラン作りが必要です。

 

移住計画で最も重要な事は、
「どのタイプのビザを通して永住権を取得するか」というストラテジーです。

 

まずは、オーストラリアのビザ制度の全体像を把握しましょう。
キーワードは、
「期間限定か永住か」
「ビジネスかノンビジネスか」
「スポンサー必要か無しか」

という点で分類すると分かりやすいでしょう。

 

(期間限定ビザ)
1(a)、非永住ビザ - ノンビジネス目的 (観光、学生、ワーキングホリデー、婚約、等)
1(b)、非永住ビザ - ビジネス目的 (短期商用、長期ビジネス、投資家、
地方移住技能者、等)

 

(無期限滞在)
2(a)、永住ビザ - ノンビジネス目的 (結婚、親族呼び寄せ、特殊タレント、等)
2(b)、永住ビザ - ビジネス目的 (政府や地方政府又は雇用者スポンサー技能者、
技能独立移住ビザ、事業家、等)

 

最終的な目標を永住権取得とした場合のストラテジーは、大きく分けると、

1、何らかのタイプのビザを取得して豪州に在住してから、

現地で「永住ビザ」に切り替える方法と

2、最初から永住ビザを申請する方法があります。

※さらに上記の2パターンの中にいくつもの種類や組み合わせがある。

 

オーストラリアのビザ制度が米国等と違う点は、技術独立永住ビザ(Subclass 189)の様に
最初から永住権付のビジネスビザ申請という選択肢が有ると言う
点でしょう。又、入国後に永住カードを取得した後には、ビザ申請時の前提条件と
なっていた職能にこだわらない仕事をする事も出来ます(この点は米国も同じ)。

 

米国等では、先にビジネスビザを取得してから入国した後、永住権の審査にチャレンジする
という2つの審査プロセスが必要です。(結婚や特殊タレント保有者は別)
豪州の場合は、2つの審査に同時に合格出来るという事です。

 

オーストラリアの永住権付きビザの要件の多さや難しさにうんざりする事もあるかと思いますが、
日本や米国も含めて、通常は、いきなり永住権は申請出来ないという点において、
最初から移民として受け入れる手段が複数存在するオーストラリアは、
依然として「移民国家」と言えます。

 

オーストラリアの永住権取得過程において、何らかの非永住ビザを先に取得してから
永住権を申請する場合のメリットについて考えてみましょう。

 

それは、ワーキングホリデーや学生としてオーストラリアに滞在しながら、
働いたりアルバイト(学生も週20時間の就労は可能)をしながら
豪州に滞在している状態で職探しやビザ申請が出来る事です。

 

又、雇用者をスポンサーとした永住権付きの技能雇用ビザ(Subclass 186)を申請する場合には、
期限付きの技能労働ビザ(Subclass 457)を取得して2年間の就労が条件となるので、いずれにしても
豪州に在住してから出ないと永住権は申請出来ません。

 

又、オーストラリアの高等教育機関で2年以上の就学を終えると、
Subclass 485 卒業者ビザの申請により2年間の就労が可能になりますので、
その間に雇用スポンサーを探す事が出来ます。

 

非永住の労働ビザを取得してから、現地で永住ビザに切り替える方法もあります。
それは、現時点で永住ビザの申請規定ポイントに満たない場合や、
数年間試しにオーストラリアに暮らしてみてから、永住するかどうか判断する場合や、
日本企業の現地法人に移動する等のパターンとなります。

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